リトアニアは、7月1日からEU議長国を務めています。リトアニア中、議長国のシンボルマーク(欧州の青とリトアニア国旗の3色を組み合わせたもの)が町を明るく飾っています。
7月5日の議長国就任式典以来、マラソン会議と呼ばれた6つの閣僚級会合を含む多数の議長国としての会議を無事成功裏に終了させました。リトアニアは、人口300万人で、EU28カ国中21番目の小さな国です。バルト三国で初の議長国を務めるということで、リトアニアの人々の高揚感にはまぶしいものがありました。リトアニアは、6年も前から議長国の準備を始めたということです。小さな国であるが故に人材の数が限定されており、これを時間をかけて人材を育成し、議長国としての職務を全うしようとしています。
リトアニア議長国の優先課題の一つ、EU東方パートナーシップ首脳会合が11月28,29日にビリニュスで開催されます。EU28カ国とパートナーシップ6カ国の首脳が一堂に会する最大のイベントです。我が国もこのサミットを注目しており、6月中旬ポーランドを訪問した安倍総理は、東欧諸国の民主化及び市場経済化に資するEU東方パートナーシップ政策に支持を表明したところです。この首脳会合の成功を我が国としても期待しています。
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