大使便り

大使よりご挨拶

特命全権大使 山崎 史郎

 リトアニア国民の皆様、そしてリトアニアにお住まいの日本人の皆様。

 このたび、駐リトアニア大使として赴任いたしました山崎史郎です。
 今年は、リトアニアが1918年に独立宣言を行ってから100年にあたります。そのような記念すべき年に、日本とリトアニア両国の親善友好の発展に貢献できますことを、本当に幸せに思っています。
 リトアニアを訪れるのは今回が初めてですが、赴任早々から、リトアニア国民の皆様の穏やかで親切な人柄に接し、また、美しく豊かな産物に恵まれた自然や長い歴史が感じられる街並みを見て、日々、感銘を受けています。
 リトアニアは、1990年の独立回復宣言以来、計画経済から市場経済への転換を進め、その結果、近年はEU諸国の中でも高い経済成長を成し遂げ、今年はOECDに加入しました。政治面のみならず、経済・社会面でも、国としての基盤づくりに精力的に取り組んでいるリトアニア政府および国民の皆様方に、深く敬意を表します。
 日本とリトアニアの外交関係は、1922年にさかのぼりますが、1940年当時、在カウナス日本領事館副領事であった杉原千畝氏による「命のビザ」の発給という人道的活動を通じて、今日に至るまで親密な関係が育まれてきました。加えて、近年は、リトアニア各地との文化交流や人材交流、さらに観光や産業など様々な分野での交流が進み、ライフサイエンスなどの最先端分野での協力も始まりました。
 そして、今年1月には、安倍総理が日本の総理大臣として初めて、リトアニアを訪問致しました。それを契機に、10月にはスクバルネリス首相が訪日するなど、両国の関係はさらに強化されてきています。2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、両国の交流はますます発展するものと期待されます。
 そうした中で、日本とリトアニア両国が、将来に向けてより一層協力し、連携していくことを、心より願っております。そのために駐リトアニア大使として、誠心誠意努力いたす所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 2018年10月

 駐リトアニア日本国特命全権大使
 山 崎 史 郎