鶴岡八幡宮による御神楽公演等
平成29年7月6日
6月22日から24日まで、リトアニアの人々に日本の多様な伝統文化を理解してもらい日本への関心を深めてもらうため、日本の三大八幡の一つとされ、長い歴史と伝統を持つ鶴岡八幡宮による御神楽公演が行われました。22日のビリニュス大学では、御神楽公演に先立ち吉田宮司による日本の神道に関する基調講演が行われました。23日は、リトアニアの地方都市であるシャケイ市の夏至祭と御神楽の共演が行われました。シャケイ市に向かう途中、鶴岡八幡宮は杉原千畝氏が晩年を過ごした鎌倉市に所在することから杉原記念館に立ち寄り、杉原記念館修復のための支援もされました。最終日となる24日は、現在建設中ではありますが、欧州一の広さを誇ると言われているクレティンガの日本庭園で、突風が吹き、雨が降ったり止んだりする悪天候の中で御神楽公演が行われました。この他にも、リトアニア古代宗教ロムバとの対談が行われ、自然崇拝の点で両国に共通があることが確認されました。また、ユダヤ人コミュニテイーとの意見交換なども行われました。
いずれの公演会場も、待ち焦がれていた日本の伝統儀式の一つである御神楽を一目見ようと多くの人々が訪れました。公演終了後、リトアニアの人々は、驚きと感嘆の表情を浮かべていました。また、会場から退場する際、悪天候の中、公演した鶴岡八幡宮に対する温かい拍手が自然と観客から沸き起こりました。
こうした文化、伝統の交流を通じて、日本とリトアニアの関係がますます発展することが期待されます。