ダングーテ・ミクティエネ氏 旭日中綬章叙勲
平成29年12月13日
平成29年秋の外国人叙勲伝達式
12月13日(水)、ビリニュス市の大使公邸において、ダングーテ・ミクティエネ氏に対する叙勲伝達式が行われ、重枝大使より旭日中綬章の勲記及び勲章が授与されました。同式には、マシウリス国会議員(リトアニア日本友好議員連盟)、クズマナス・国会議長外交政策顧問等も同席されました。ミクティエネ氏は、当国での日リトアニア間の友好関係強化及び経済文化交流活動の促進に寄与した功績が認められ、旭日中綬章が授与されました。今回の受章によって、日本とリトアニアの関係が更に促進されることが期待されます。
ダングーテ・ミクティエネ氏 旭日中綬章叙勲
11月3日、日本政府は、友好議員連盟会長として日リトアニア間の友好関係発展に貢献したとして、ダングーテ・ミクティエネ氏に「旭日中綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Neck Ribbon)」を叙勲することを発表しました。
今回の叙勲の概要は次のとおりです。
1.受賞者氏名・肩書
ダングーテ・ミクティエネ(Dangute Mikutiene)(略歴参照)
元 リトアニア日本友好議員連盟会長
元 国会議員
2.対日功績
(1)友好議員連盟会長として日リトアニア間の友好関係発展への貢献
同人は、日本に対する尊敬の念を持っていたことをきっかけに、リトアニア日本友好議員連盟に参加し、16年間に及ぶ国会議員としての活動中、政治家同士の交流に尽力した。平成16年以降は友好議員連盟副会長及び会長を歴任した。在任期間中、日本に関する行事にはほとんどすべて出席し、リトアニア国会内で日本と言えば同人の名前が挙げられるほどの日本通として知られている。平成26年7月の山崎参議院議長や、中曽根日リトアニア友好議連会長のリトアニア訪問をはじめとする要人往来の際には、意見交換先や視察先等を自ら選別し、効果的な訪問の実現に貢献した。特に、平成28年のリトアニア国会議長訪日の際には、杉原千畝副領事の故郷岐阜県の訪問の実現を関係者に働きかけ、実現に貢献した。特に岐阜県八百津町の杉原千畝記念館訪問については大きく報道で扱われた。
(2)経済文化交流の発展における貢献
日リトアニアの政治レベルの交流促進のみならず、児童から経済団体に至るまで、あらゆるレベルでの二国間交流促進のため活動をした。平成26年、同人はリトアニア人児童1,168名が参加する絵画コンテスト「日本を描こう」を主催し、児童の日本に対する関心を高めた他、報道機関にも大きく取り上げられ日本の存在感向上に貢献した。また平成24年「ヴィリニュス&トラカイガイドブック」及び平成26年「旅するリトアニア」の出版支援を行い、平成22年、トラカイ市における計220名が参加する寿司ワークショップの主催、平成23年、地唄舞公演の主催、平成28年、トラカイ市市民ホールでリトアニアビジネス関係者約50名を招待する日本関連セミナーの主催等、精力的に日本関連イベントを開催のイニシアチブをとった。