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リマンタス・ヴァイツクス氏への旭日中綬章伝達式

2015年5月22日、日本大使公邸において、リマンタス・ヴァイツクス氏への旭日中綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Neck Ribbon)伝達式(リトアニアの民間人が日本政府からの叙勲を受けるのは、ヴァイツクス氏が2人目)が行われました。同式には、オレカス国防大臣、マシウリス・エネルギー大臣、セクモカス元エネルギー大臣、シーサス国会副議長など約40名が出席しました。

冒頭、白石大使がリトアニア語で祝辞を述べ、その後、勲記を読みあげ勲章の伝達が行われました。ヴァイツクス氏は挨拶の中で、叙勲に対して、心からの感謝の言葉を述べるとともに、日本とリトアニアの相互理解を深めるために貢献していきたいとの言葉がありました。

    白石大使挨拶       ヴァイツクス氏挨拶

白石大使挨拶

ヴァイツクス氏挨拶

勲記を読み上げる様子 左から、ヴァイツクス氏

勲記を読みあげる様子

左から、オレカス国防大臣、白石大使、ヴァイツクス氏

勲記を読み上げる様子  

左から、ヴァイツクス氏、マシウリス・エネルギー大臣

 

 

 

 

リマンタス・ヴァイツクス氏への旭日中綬章叙勲について

 2015年4月29日、日本政府は、リトアニアにおける日本・リトアニア間の相互理解及び経済技術交流の促進に寄与したとして、リマンタス・ヴァイツクス氏に「旭日中綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Neck Ribbon)」を授与することを発表しました。今回の受賞により、日リトアニア関係が更に強化されることが期待されます。

今回の叙勲の概要は以下の通りです。

1.受賞者氏名・肩書
リマンタス・ヴァイツクス(Rimantas Vaitkus)(58歳)
リトアニア日本友好協会会長、リトアニア元日本留学生の会会長、元ビサギナス原子力発電会社社長、

2.功績概要
(1)リトアニア日本友好協会会長及びリトアニア元留学生の会会長としての相互理解の強化
ヴァイツクス氏は、リトアニア各地での桜の植樹に尽力したほか、2008年、ビリニュス市長と交渉の上、桜の木一帯の公園命名許可をとりつけ、「杉原千畝桜公園」として開設。同公園により、日本の桜が「サクラ」と呼ばれるなど、リトアニア国民により広く知られるようになった。
ヴァイツクス氏は、日本関連イベントを多数開催。文化や経済だけではなく、日本の外交政策に関するセミナーを主催するなど、日本の政策を広めることにも尽力。
ヴァイツクス氏は、2007年、天皇皇后両陛下リトアニアご訪問の際に、日本に精通している者としてリトアニア政府のアドバイザーとして活躍。天皇皇后両陛下のご訪問を側面から支えた。
 ヴァイツクス氏は、2011年、元留学生会を立ち上げ、知日派のネットワーキング作りに尽力している。
(2)日本との経済技術交流強化への貢献 
ヴァイツクス氏は、1995年から日本との経済技術交流を促進。1999年から2001年まで、リトアニア経済省副大臣として日リトアニア間の経済技術交流を強化した。また、情報技術デザイン企業のリトアニア参入に際し、実務面で多大な協力をし、企業の円滑な事業開始に尽力した。 
(3)和食の紹介及び邦人支援
ヴァイツクス氏は、1994年、リトアニア初の和食店を開いて和食を紹介したほか、日本大使館が現地に開設されていなかった時代には、同店を邦人支援の場として提供した。

 

 

 

アルヴィダス・アリシャウスカス氏への旭日小綬章伝達式

2012年11月20日、日本大使公邸に於いて、アルヴィダス・アリシャウスカス氏への旭日小綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Rosette)伝達式(リトアニアの民間人が日本政府からの叙勲を受けるのは、アリシャウスカス氏が初)が行われました。同式にはゲル-ナス文化大臣、セクモカス・エネルギー大臣など約50名が出席しました。
冒頭、白石大使が祝辞を述べ、その後、勲記を読みあげ勲章の伝達が行われました。アリシャウスカス氏は挨拶の中で、叙勲に際して、日本政府、日本大使館、日本国民への心からの感謝の言葉を述べていました。

白石大使挨拶

勲記を読みあげる様子

アリシャウスカス氏挨拶

右から、セクモカス・エネルギー大臣、ゲル-ナス文化大臣、アリシャウスカス氏

 

アルヴィダス・アリシャウスカス氏 旭日小綬章叙勲

20th Anniversary of Diplomatic Relations between Japan and Lithuania

 2012年11月3日、日本政府は、リトアニアにおける日本文化紹介及び日本語研究の普及に貢献したとして、アルヴィダス・アリシャウスカス氏に「旭日小綬章(The Order of the Rising Sun, Gold Rays with Rosette)」を贈与することを発表しました。リトアニアの民間人が日本政府からの叙勲を受けるのは、アリシャウスカス氏が初めてです。今回の授賞により、日リトアニア関係が更に強化されることが期待されます。

今回の叙勲の概要は以下の通りです。

1.受賞者氏名・肩書
アルヴィダス・アリシャウスカス(Arvydas Alisauskas)(70歳)
前ビタウタス・マグヌス大学日本学センター長

2.功績概要
(1)日本文学をリトアニア語に直接翻訳し、日本文化普及に貢献
アリシャウスカス氏は、モスクワ国立大学東洋語学研究所で日本語を学び、1969年に日本の文学作品を初めて日本語から直接リトアニア語に翻訳した。その後も翻訳を続け、計8冊の日本文学等を翻訳し、リトアニアに紹介した。
(2)日本学センターの設立
1994年、アリシャウスカス氏のイニシアチブで、カウナスのビタウタス・マグヌス大学に日本学センターが設立され、初代センター長に就任した。2008年に同センター長を辞すまで、アリシャウスカス氏は日本研究の発展に尽力し、日本研究第一世代を育成した。同氏に学んだダイニュス・ペトラス・カマイティス前駐日リトアニア大使、ゲルーナス文化大臣をはじめとする数多くの教え子達が、様々な分野において日本・リトアニア関係強化のため活躍している。
(3)日本の経営学等をリトアニアに紹介
1970年代からアリシャウスカス氏は、日本の経済・経営システム及び経済成長について論文を書いたり、講義を行い、その紹介に努め、リトアニア企業に日本企業の経営モデルを取り入れるよう奨励した。
(4)杉原千畝の功績普及に貢献
第2次世界大戦時までカウナスの日本領事館で杉原千畝副領事が勤務していた建物は杉原記念館となり、2001年に日本学センターも同記念館の2階に移転した。アリシャウスカス氏は、杉原記念館と協力し、命のビザで知られる杉原副領事の功績を伝えることに尽力した。同副領事の夫人(故人)の著書もリトアニア語に翻訳している。

 

略歴

1942年6月23日カウナス生まれ

学歴:
1965年 カウナス技術大学ラジオ工学部修了。
1969年 ロモノーソフ記念モスクワ国立大学東洋語学部(日本語専攻)修了。
1975-79年 カウナス技術大学大学院修了、テーマは『日本におけるマネージャー養成及び活用システム』。
1995年 日本語教育者短期プログラム修了、日本語教育者証明書を取得。

職歴:
1964-1973年 カウナス・ラジオ製造局にて、主任技師として、後に設計技師長として勤務。
1973-1975年 カウナス・ラジオ測量調査研究所及びテキスタイル科学調査研究所において、主任研究員兼技師として勤務。
1979-1989年 内閣府専門家再教育機関において、上級講師、後に管理局主任として勤務。
1989-1990年 個人企業Menta勤務
1991-1994年 A.アリシャウスカス・コンサルティング会社経営
1994-2008年 ヴィタウタス・マグヌス大学主任講師
1996-2000年 ヴィタウタス・マグヌス大学人文学部日本学センター長
2000-2008年 ヴィタウタス・マグヌス大学大学付属日本研究センター長

研究分野:
日本企業における人事管理、経営の特徴、コミュニケーション及び管理倫理

言語:
リトアニア語、ロシア語、日本語-上級、英語-中級

家族構成:
既婚、1男1女、孫2人

 

 

 

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