アルーナス・ゲルーナス氏  旭日重光章叙勲

2020/9/9

アルーナス・ゲルーナス氏  旭日重光章叙勲伝達式

 

9月3日、文化芸術分野における日本・リトアニア間の関係強化及び議員間交流の促進に寄与したとして日本政府より「旭日重光章(The Order of the Rising Sun, Gold and Silver Star)」を叙勲されたアルーナス・ゲルーナス・リトアニア国立美術館館長に対する叙勲伝達式がビリニュス・ピクチャー・ギャラリー中庭において行われ、山崎大使より旭日重光章の勲記及び勲章が授与されました。

山崎大使より、日本留学で学んだ日本的な画法や日本文化や哲学を大学等で長年学生に指導するだけでなく、文化大臣、ユネスコ代表部大使、リ日友好議連副会長を歴任する中でも二国間関係強化に尽力したゲルーナス館長に感謝が述べられました。

ゲルーナス館長は、日本と出会ったこと、日本で学んだ人生の教訓によって、その後の人生が大きく変わったとし、このような高い評価を得たことに心から感謝し、リトアニア国立美術館館長として日本美術展覧会を実施するなど両国の興味深いプロジェクトを進めたいと述べました。

伝達式は、ゲルーナス館長の友人の演奏家によるコンサートもあり、終始和やかな雰囲気で行われました。クビエトカウスカス文化大臣も出席し祝辞を贈り、説明のできない共感によって日本に惹き付けられて日本の哲学も芸術も言語も学んだゲルーナス館長の熱意が日本とリトアニアの文化交流促進に繋がったとし、ゲルーナス館長が文化大臣在任中に行っていたことが現在でも文化省に影響を与えており、特に今年は「杉原イヤー」としてその成果が発揮されていると述べました。

パウラウスカス外務省コミュニケーション文化外交局長からは、ゲルーナス館長がユネスコ代表部大使を務めていた時の活動が紹介され、プルセビチエネ国立フィルハーモニー・ディレクターからも喜びの声が寄せられました。
今回の叙勲をきっかけとし、日本・リトアニア間の友好関係の更なる発展が期待されます。


    
山崎大使からの祝辞                                                勲記の授与

  
ゲルーナス館長の答礼                                           クビエトカウスカス文化大臣からの祝辞

  
パウラウスカス外務省コミュニケーション                        プルセビチエネ国立フィルハーモニー・
文化外交局長からの祝辞                                                        ディレクターからの祝辞


(右)ゲルーナス館長ご夫妻
(左)山崎大使夫妻
       
  
 

アルーナス・ゲルーナス氏 旭日重光章叙勲




4月29日,日本政府は,アルーナス・ゲルーナス・リトアニア国立美術館館長に「旭日重光章(The order of the Rising Sun, Gold and Silver Star)を叙勲することを発表しました。
 
今回の叙勲の概要は以下のとおりです。


1.受章者指名・肩書

アルーナス・ゲルーナス(Arunas Gelunas)(略歴参照
 元 文化大臣
 元 ユネスコ リトアニア政府代表部大使
 元 リトアニア日本友好議員連盟副会長
 現 リトアニア国立美術館館長
 
2.主な対日功績

(1)文化大臣としての日リトアニア文化交流促進等に係る貢献
 同人は,平成24年11月に京都で開催された世界遺産条約採択40周年記念最終会合に文化大臣として出席し,文化大臣としては唯一の参加者として活発な議論を展開しつつ,我が国の文化遺産及び自然遺産の保護に対する積極的な国際貢献を広く世界に知らしめることに貢献した。
 日本で開催された建築フォーラムや合唱コンテストへのリトアニアからの参加を支援し,両国間の建築分野における交流の促進や現在まで続く日・リトアニア合唱交流発展の礎を作った。
 
(2)日・リトアニア友好議連副会長,ユネスコ代表部大使としての対日功績
 同人はリ日友好議連副会長として,議員間交流への協力,日本文化関連事業への協力,大阪万博誘致時の日本支持への協力等,二国間関係強化に繋がる積極的な活動を展開した。
ユネスコ代表部大使在任時には,杉原ビザ関連資料の世界記憶遺産への登録に関し,結果的に登録は実現しなかったが,本件資料が杉原氏の人道的な行為を後世に伝える重要な資料である旨訴える等の協力を行った。
 
(3) 日本文化・日本哲学のリトアニアにおける普及促進
 同人は,日本の書道をベースとした描画方法をビリニュス芸術アカデミーで長年学生に指導し,同時にカウナス・ビタウタス・マグヌス大学の哲学部の学生には日本の仏教や神道を始めとした哲学を指導し,ビリニュス大学においては日本芸術史の指導を行った。
また,多数の日本文化や日本哲学に関する本の出版や記事の執筆,リトアニア語への翻訳を行い,リトアニアに日本哲学や日本文化を広めることに多大な貢献をした。
 同人は,カウナスにある杉原記念館の展示方法についての助言を行い,平成13年には故杉原幸子夫人の同記念館訪問の案内及び通訳を担当し,これら活動を通じ,杉原千畝氏の功績をより魅力的にリトアニアの一般人に広めることに寄与した。