大使便り

着任ご挨拶

 リトアニア国民の皆様、そしてリトアニアにお住まいの日本人の皆様こんにちは。
このたびリトアニアに参りました重枝豊英、と申します。どうぞ宜しくお願い致します。 リトアニアは初めて訪れる土地ですが、美しい自然、豊かな文化、そして長い歴史をもつ 大変魅力的な国であり、市民の方々の親切な人柄も相まって、日本と共通する点をいくつも感じ、日々、新たな感銘を覚えています。
 リトアニアは、1990年の独立回復宣言以来、経済、エネルギー、文化、科学技術等国内の様々な分野の育成と発展に取り組み、また、EU及びNATOへの加盟等国際社会面での体制を積極的に構築するなど、国家、国民が一体となって国造りに励んでいるように感じます。 そうした中での、近年の地域協力の推進、EUそして国連等での積極的な活動等、リトアニアの果たしている貴重な国際貢献活動に心より敬意を表します。
 日本は、経済の回復、東日本大震災からの復興等に全力で取り組んでおり、21世紀における国家の新たな創生を実現すべく鋭意努力しています。また、国際的には、国際協調主義に基づく「積極的平和主義」を掲げて、国家、国民の平和、安全を守るとともに、国際社会の主要な一員として、それに相応しいより大きな責任と役割を果たすための努力を強化しています。
 日本とリトアニアの交流は、約100年前の日本の明治時代にまで遡るとも云われていますが、その関係は、「命のビザ」の杉原千畝在カウナス日本領事館元副領事の人道的活動を通じて大変緊密なものとなりました。今日、両国の関係は、こうしたこれまでの貴重な交流、協力を大切にしつつ、同時に、21世紀における新たな分野の交流強化が求められていると思います。ビサギナス原子力発電所建設計画を含めたエネルギー分野での協力、国際平和のための協力活動、そして文化交流、観光やビジネス交流等、人材育成ための共同活動を含めて、両国の間には協力出来る分野は豊富にあります。また、お互いに学ぶべき分野も沢山あると思います。両国の交流に際して、地域、地方同士の交流が盛んになることを願っており、特に、若い世代の同士の交流は大変貴重と考えます。
 2016年は日本とリトアニアの新たな外交関係25周年にあたります。また、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開かれます。両国の交流は今後ますます発展すると思いますが、その中で市民同士の交流、民間の交流が活発化することを心より願います。
 21世紀において、日本がアジア・太平洋地域においてリトアニアの最高の友人になることを願ってやみません。駐リトアニア大使として、そのために精一杯努力いたします。
 宜しくご協力をお願いいたします。

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http://www.japanpolicyforum.jp (英語)